看護計画 NANDA-Iに基づく記載例 領域10

【NANDA-I看護診断】領域10「生活原理」の看護計画の記載例まとめ【コピペ可】

【最新版:2024-2026】

この記事では、NANDA-Iの看護診断に基づく看護計画の記載例を公開しています。

今回は領域10「生活原理」です。

看護計画の書き方が分からない…と悩んでいる看護実習生、新人の方々はぜひ参考にしてみてください!

トコル
トコル

看護計画の作成ルールに関しては、コチラの記事(【完全保存版】看護計画の作成ルールと記載例まとめ【NANDA- I】)を参考にしてください!

【完全保存版】看護計画の作成ルールと記載例まとめ【NANDA- I】

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新人看護師
新人看護師

他の領域の記載例を知りたい!という人は、この記事最後にまとめているので見てみてね!

*ご紹介しているのはあくまでも記載例ですので、実際は担当する患者にあわせて修正してご使用ください。
*特に看護目標の部分はあえて抽象的な内容を含めています。参考の上、患者にあった具体的な目標に修正することをお勧めします。

【NANDA-I看護診断】領域10「生活原理」の看護記録(SOAP)の記載例まとめ【コピペ可】

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NANDA-I領域10「生活原理」の看護診断名一覧

NANDA-I領域10「生活原理」は、類①〜③に分けられます。

それぞれの診断名一覧は以下の通りです。

類① 価値観
本類には現在該当する看護診断なし

類② 信念
本類には現在該当する看護診断なし

類③ 価値観/信念/行動の一致
・道徳的苦悩
・スピリチュアルウェルビーイング障害
・スピリチュアルウェルビーイング障害リスク状態
・スピリチュアルウェルビーイング促進準備状態
・信仰心障害
・信仰心障害リスク状態
・信仰心促進準備状態

類①-本類には現在該当する看護診断なし

類②-本類には現在該当する看護診断なし

類③-道徳的苦悩

コード:00175

定義
選択した倫理的または道徳的な決定や活動を、実行できないことへの反応

看護計画の記載例

看護診断
(看護問題)
#1 道徳的苦悩
長期目標道徳的な葛藤や苦悩を解消し、自分の価値観や倫理観に基づいて自信を持って行動できる
短期目標道徳的な苦悩の原因を理解し、それに対処するための感情整理や判断力を養う
観察計画
(O-P)
道徳的苦悩の原因となっている具体的な状況や出来事を観察
苦悩が感情面(罪悪感、無力感、怒り)にどのように影響を与えているか確認
自分の価値観や信念が苦悩にどのように関連しているかを観察
苦悩が身体的な症状(不眠、食欲不振、疲労)に表れているか確認
道徳的苦悩が日常生活や意思決定に影響を与えているか確認
過去の経験や信念が現在の道徳的苦悩にどう影響しているか観察
他者(家族や同僚など)の意見が苦悩に与える影響を確認
苦悩に対する反応や自己評価が低下していないかを観察
道徳的な選択において迷いが見られるか、適切な判断ができているか確認
苦悩に伴う自己否定感や不安が持続していないか確認
援助計画
(T-P)
苦悩の原因を明確にし、具体的な道徳的問題を整理するサポートを行う
道徳的な葛藤を共有し、感情を適切に表現できる場を提供
苦悩を軽減するため、リラクゼーション法やストレス管理法を導入
自分の価値観や信念を再確認し、それに基づいて適切な判断ができるよう支援
葛藤や苦悩に対して対話を通じて感情の整理と判断力を高める
他者の意見や期待に過度に依存せず、自分の倫理観に基づく意思決定をサポート
道徳的な苦悩が続く場合、専門家(カウンセラー、倫理相談など)との相談を促進
苦悩に対処するために、段階的に問題を解決していく行動計画を一緒に策定
苦悩によって低下した自己評価を回復させるため、ポジティブなフィードバックを提供
苦悩が軽減された際に、その進展を強調し、自己肯定感を高める
教育計画
(E-P)
道徳的苦悩の原因とその影響について理解を深めるための説明を行う
苦悩の解消に役立つリラクゼーション法や感情整理の技法を指導
自分の価値観や信念に基づく判断が長期的に自己成長や満足感につながることを説明
道徳的葛藤に対処するための問題解決法や自己反省の技術を指導
他者の意見や社会的な期待が苦悩に与える影響を理解し、自己の意見を優先する方法を教える
倫理的な選択がもたらす影響について、長期的な視野で考えることの重要性を説明
苦悩を抱えた際、専門的なサポートや倫理的相談を受けることの利点を説明
自己否定感や罪悪感を軽減し、自己評価を高めるための具体的な対処法を教える
苦悩が軽減された際の成功体験を共有し、自己肯定感を高めるサポートを提供
長期的な道徳的な安定感を得るための倫理的思考や意思決定のプロセスを指導

類③-スピリチュアルウェルビーイング障害

コード:00454

定義
自己、他者、世界、自分を超える力とのつながりを通じて、人生の意味や目的を統合する力が弱まっている状態

看護計画の記載例

看護診断
(看護問題)
#1 スピリチュアルウェルビーイング障害
長期目標スピリチュアルな痛み(精神的な苦痛)を和らげ、内面的な安定感と充足感を得て、生活の質が向上する
短期目標スピリチュアルな問題や葛藤を理解し、その苦痛に対処するための手段を見つけ、精神的安定を取り戻す
観察計画
(O-P)
精神的・スピリチュアルな苦痛や葛藤の具体的な原因や状況を観察
患者がスピリチュアルな問題について話しやすい環境を整え、対話の機会を観察
患者の感情(無力感、虚無感、絶望感など)がスピリチュアルな苦痛に関連していないか確認
スピリチュアルな苦痛が日常生活や意思決定に与える影響を確認
苦痛に伴う身体的症状(不眠、疲労、食欲不振など)の有無を観察
苦痛が他者(家族や医療チーム)との関係にどのように影響しているか観察
スピリチュアルな問題が患者の希望や人生の意味に対する考え方に影響していないか確認
宗教的・スピリチュアルな活動(祈り、瞑想など)の減少や中断が見られないか確認
苦痛のために孤立感や疎外感が強まっていないか観察
患者がスピリチュアルな支え(宗教指導者、カウンセラーなど)を求めているか確認
援助計画
(T-P)
患者がスピリチュアルな問題について話す機会を提供し、安心して感情を表現できるよう支援
スピリチュアルな苦痛を軽減するため、瞑想やリラクゼーション法を提案
スピリチュアルな信念や価値観を再確認し、それに基づいて行動できるよう支援
患者が宗教的・スピリチュアルなサポートを受けられるよう、宗教指導者やカウンセラーとの連携を推奨
患者が精神的な安定を得られるよう、日常生活にスピリチュアルな活動を再び取り入れる支援を行う
スピリチュアルな問題に向き合うため、段階的な対話を通じて感情の整理をサポート
苦痛を軽減するために、必要に応じて家族や友人と共に感情を共有する場を提供
スピリチュアルなペインが身体的な症状に影響を与えている場合、その症状管理をサポート
患者の信念や価値観に合致したスピリチュアルケアを提供し、自己肯定感を高める
苦痛が軽減された際、前向きな変化を強調し、感情的な安定を促す
教育計画
(E-P)
スピリチュアルペインの原因と、それが精神的・身体的健康に与える影響について説明
スピリチュアルな苦痛を軽減するためのリラクゼーション法や瞑想法を指導
自分の信念や価値観を再確認し、スピリチュアルな安定を取り戻すための具体的な方法を教える
宗教的・スピリチュアルなサポートを利用することの利点を説明し、カウンセラーや指導者との連携を提案
スピリチュアルな問題に対処するための対話や感情整理の重要性を説明
自己のスピリチュアルな価値観に基づいて日常生活を送ることが、精神的充足感に繋がることを説明
苦痛を和らげるための支援策(家族や友人との対話、宗教的なサポート)の活用方法を教える
スピリチュアルな活動(祈り、瞑想、宗教儀式)が心身に与える効果について説明し、取り入れる方法を指導
スピリチュアルな苦痛が軽減された際の心身の回復とその重要性を説明
スピリチュアルペインが軽減されることで生活の質が向上することを強調し、継続的な支援を提供

類③-スピリチュアルウェルビーイング障害リスク状態

コード:00460

定義
自己、他者、世界、自分を超える力とのつながりを通じて、人生の意味や目的を統合する力が弱まりやすい状態

看護計画の記載例

看護診断
(看護問題)
#1 スピリチュアルウェルビーイング障害リスク状態
長期目標スピリチュアルペインを予防し、精神的安定を保ちながら生活の質を向上させる
短期目標スピリチュアルな問題や葛藤に早期に気づき、適切な対処法を見つけ、精神的な安定を維持できる
観察計画
(O-P)
スピリチュアルな問題や葛藤に対する兆候があるか観察
感情面での不安、罪悪感、虚無感などが表れていないか確認
スピリチュアルな活動(祈り、瞑想など)の減少や中断が見られないか観察
信仰やスピリチュアルな価値観に関する疑念や葛藤が出ていないか確認
精神的な苦悩が身体的な症状(不眠、食欲不振、疲労)として現れていないか確認
スピリチュアルな問題が他者との関係や日常生活に悪影響を与えていないか確認
スピリチュアルなサポートやコミュニティとの関わりが減少していないか確認
自己評価や人生の意味に関する感情が低下していないか観察
スピリチュアルな活動や信念が日常の意思決定に影響を与えているか確認
孤立感や疎外感を感じていないか、スピリチュアルな支援が十分か観察
援助計画
(T-P)
スピリチュアルな問題について自由に話せる環境を整え、信念や感情の共有を促進
スピリチュアルなサポート(宗教指導者、カウンセラーなど)への相談を促し、精神的な支えを提供
スピリチュアルな活動(祈り、瞑想、宗教的儀式)を日常生活に取り入れる支援を行う
信念や価値観に基づく行動ができるよう、感情の整理や価値観の再確認をサポート
スピリチュアルな問題が身体的・精神的な健康に影響を与えていないか確認し、適切な介入を行う
孤立感や疎外感を感じた場合、スピリチュアルなコミュニティや家族とのつながりを強化
スピリチュアルな苦痛に直面した場合、段階的に感情を整理し、前向きな解決策を導き出す支援
スピリチュアルペインが軽減されるよう、ストレス管理法やリラクゼーション法を提案
スピリチュアルな成長や充足感を得るための具体的な目標を設定し、実践を支援
スピリチュアルな問題や葛藤に対して早期に気づき、必要に応じて精神的なサポートを提供
教育計画
(E-P)
スピリチュアルペインのリスク要因について説明し、精神的安定を保つための方法を指導
スピリチュアルな活動(祈り、瞑想など)が精神的な充足感と安定感に与える効果を説明
スピリチュアルなサポートを求めることの重要性を説明し、宗教指導者やカウンセラーとの連携を推奨
信念や価値観が日常生活や意思決定にどう役立つかを教え、自己認識を深める手助けを行う
孤立感や疎外感を感じた際、スピリチュアルなコミュニティや家族とのつながりが有効であることを教える
スピリチュアルペインを軽減するためのリラクゼーション法や感情整理の技法を指導
自己の信念や価値観に基づいた行動が、精神的健康を促進することを説明
スピリチュアルな葛藤に対処するための具体的な手法(対話、自己反省、カウンセリング)を教える
スピリチュアルな活動や信念が生活の質向上に寄与することを説明し、日常的な実践を奨励
スピリチュアルな問題や葛藤を早期に発見し、適切に対処するためのサポート体制の必要性を説明

類②-スピリチュアルウェルビーイング促進準備状態

コード:00068

定義
自己、他者、世界、自分を超える力とのつながりを通じて、人生の意味や目的を統合するパターンが強化可能な状態

看護計画の記載例

看護診断
(看護問題)
#1 スピリチュアルウェルビーイング促進準備状態
長期目標スピリチュアルな充足感を得て、日常生活において精神的な安定を保てる
短期目標1週間以内にスピリチュアルな価値観や目的意識を明確にし、日常生活に活かす方法を見つける
観察計画
(O-P)
患者がスピリチュアルな価値観や信念について話す機会を観察
スピリチュアルな問題や悩み、不安があるかどうか確認
スピリチュアルな活動(祈り、瞑想、宗教的儀式など)の実施状況を確認
患者が自身のスピリチュアルな側面をどの程度理解しているかを把握
患者の心理的な状態(不安、希望、満足感など)を観察
スピリチュアルな充足感や目標の有無を確認
家族や信仰共同体との関係性やサポートの有無を評価
病状や状況に対する患者の受け入れ状況や態度を観察
スピリチュアルケアに対するニーズや要望の有無を確認
患者が体験しているスピリチュアルな苦悩や葛藤の兆候を評価
援助計画
(T-P)
患者がスピリチュアルな価値観や信念を自由に表現できる環境を提供
スピリチュアルなケア(祈り、瞑想、宗教的儀式など)の実施をサポート
スピリチュアルに関心を持つ宗教指導者やカウンセラーとの連携を調整
患者が自分の人生や病状に意味を見出せるよう、対話を通じてサポート
患者のスピリチュアルニーズに応じた個別的なケアプランを作成
心理的な安心感を提供し、スピリチュアルな成長を促進する
患者のスピリチュアルな価値観や信念を尊重し、病状に対する受容をサポート
スピリチュアルな活動を促進するための時間や空間を確保
スピリチュアルな苦悩や葛藤に対しては、共感的に傾聴し、心理的サポートを提供
家族や信仰共同体との交流やサポートを推奨し、スピリチュアルなつながりを強化
教育計画
(E-P)
スピリチュアルウェルビーイングが心身の健康に与える影響について説明
スピリチュアルな充足感を得るための具体的な方法(祈り、瞑想、宗教活動など)を指導
患者が自分のスピリチュアルな価値観や目標を再確認できるよう、自己探求を促す
スピリチュアルなサポートを得るためのリソース(宗教指導者、カウンセリングなど)を紹介
家族や友人、信仰共同体とのつながりを大切にすることの重要性を説明
ストレスや不安を軽減するためのスピリチュアルな活動の効果を説明
日常生活の中でスピリチュアルな活動を取り入れる具体的な方法を教える
病気や困難な状況に対する意味づけを考える重要性を説明し、スピリチュアルな成長を支援
スピリチュアルな疑問や葛藤を解決するために、対話やカウンセリングを勧める
スピリチュアルウェルビーイングが全体的な幸福感を高める役割について家族に説明し、サポートを促す

類③-信仰心障害

コード:00169

定義
特定理念に基づく信念、原則、活動への関与が弱まった状態

看護計画の記載例

看護診断
(看護問題)
#1 信仰心障害
長期目標自分の信仰心に基づいた安心感や精神的安定を取り戻し、生活の質が向上する
短期目標信仰心に対する疑念や葛藤を解消し、信念や価値観に沿った行動ができる
観察計画
(O-P)
信仰心に対する疑念や葛藤が生じているか確認
信仰に基づく行動や習慣が継続できているかを観察
精神的な不安や混乱が日常生活に影響を与えていないか確認
信仰が日常の意思決定にどのように影響しているかを観察
信仰心の変化が感情面や身体的健康に及ぼす影響を確認
信仰に関連する罪悪感や自己否定感があるか観察
信仰的コミュニティとの関わりがあるか、または孤立していないか確認
自分の信仰に基づいた支えが十分に得られているかを確認
信仰心の低下に伴う感情的な揺れや自己評価の低下が見られるかを確認
信仰心に関連する苦悩が他者との関係に影響を与えていないか確認
援助計画
(T-P)
信仰に基づく活動(祈り、瞑想、宗教的儀式など)への参加を促し、精神的安定をサポート
信仰心に関する疑念や葛藤を対話を通じて共有し、感情整理を促す
精神的な安定を得るため、リラクゼーション法やストレス管理法を導入
信仰的な指導者やカウンセラーとの相談を提案し、適切な支援を受けるように促進
信仰心の変化が身体的・精神的健康に与える影響を把握し、適切な対応を行う
信仰に基づいた価値観や行動を再確認し、自己肯定感を高めるサポートを提供
信仰的コミュニティとのつながりを強化し、孤立感を防ぐための活動を提案
信仰心に基づく行動が生活の質向上に寄与することを支援し、段階的な目標設定を行う
信仰に対する迷いや不安を解消するため、精神的なサポートを提供
信仰に対する前向きな変化を強調し、自己評価を高めるための支援を行う
教育計画
(E-P)
信仰心の低下や葛藤が感情や精神に与える影響について説明し、理解を深める
信仰的な活動や習慣が精神的安定に役立つことを説明し、日常生活に取り入れる方法を指導
信仰的な指導者やコミュニティとの関わりを持つことの重要性を説明
自分の信仰に対する疑念や葛藤を解消するための対処法を指導
信仰心を再確認し、価値観に基づいた生活を送ることが心身の健康に繋がることを説明
信仰的な儀式や瞑想、祈りなどの活動が、心の安定に寄与することを説明し、その方法を指導
信仰心に関連する罪悪感や自己否定感を軽減し、自己肯定感を高める方法を教える
信仰心の低下に伴う精神的な苦悩を軽減するための専門的なサポートの利用を提案
信仰的なコミュニティとのつながりが、孤立感を防ぎ、精神的な支えとなることを説明
自分の信仰に基づく行動が、生活の質や精神的な幸福感を向上させることを説明

類③-信仰心障害リスク状態

コード:00170

定義
特定理念に基づく信念、原則、活動への関与が弱まりやすい状態

看護計画の記載例

看護診断
(看護問題)
#1 信仰心障害リスク状態
長期目標信仰心を維持し、精神的安定と安心感を得て生活の質が向上する
短期目標信仰心に対する疑念や不安を解消し、信念や価値観に基づいた行動ができる
観察計画
(O-P)
信仰心に対する疑念や葛藤が生じている兆候がないか観察
精神的な不安や混乱が日常生活に影響を与えていないか確認
信仰心の変化が感情面や身体的健康に与える影響を確認
信仰に基づく行動や習慣が継続できているか観察
信仰的コミュニティとの関わりが希薄になっていないか確認
自分の信仰に基づいた支えが十分に得られているか確認
信仰心に関連する罪悪感や自己否定感があるか観察
信仰心が低下した場合、精神的な揺れや自己評価の低下が見られるか確認
信仰が意思決定にどのように影響しているか観察
信仰に対する迷いや不安が強まっていないか確認
援助計画
(T-P)
信仰に基づく活動(祈り、瞑想、宗教的儀式など)への参加を促し、精神的安定をサポート
信仰心に関する不安や葛藤を対話を通じて整理し、感情の共有を促進
信仰に関連する疑念や不安を軽減するため、リラクゼーション法やストレス管理法を導入
信仰的指導者やカウンセラーとの相談を提案し、信仰心を維持するための支援を提供
信仰的コミュニティとのつながりを促進し、精神的な孤立感を防ぐ支援を行う
信仰に基づく価値観を再確認し、それに沿った行動が取れるよう支援
自己評価が低下している場合、信仰に基づいたポジティブなフィードバックを提供
精神的な安定を取り戻すためのスピリチュアルケアを提案
信仰心が低下している場合、段階的に信仰的活動に復帰できるよう支援
信仰に関する悩みや疑念が解消されるよう、フォローアップを行い継続的な支援を提供
教育計画
(E-P)
信仰心が精神的健康に与える影響について説明し、信念に基づいた生活の重要性を指導
信仰に基づく活動(祈りや瞑想)が精神的安定に役立つことを説明し、日常に取り入れる方法を教える
信仰心が低下した場合、精神的な揺れや不安を軽減するための方法を説明
信仰的なコミュニティや支援者との関わりを持ち続けることの重要性を説明
信仰心に対する疑念や葛藤を軽減するための具体的な対処法を指導
信仰に関連する罪悪感や自己否定感を軽減し、自己肯定感を高める方法を説明
信仰心の維持が精神的な安心感や生活の質向上に繋がることを説明
信仰的な支援が得られるリソース(カウンセリング、宗教的指導者)を紹介
信仰心に基づいた価値観や信念が日常の意思決定に役立つことを説明
信仰的活動の継続が、精神的な回復と安定に重要であることを強調し、支援を継続

類③-信仰心促進準備状態

コード:00171

定義
特定理念に基づく信念、原則、活動への関与パターンが強化可能な状態

看護計画の記載例

看護診断
(看護問題)
#1 信仰心促進準備状態
長期目標信仰心を深め、精神的安定と安心感を得て生活の質が向上する
短期目標信仰心に対する関心やニーズを自覚し、信仰に基づいた活動を日常生活に取り入れられる
観察計画
(O-P)
信仰心に対する関心や準備の有無を観察
精神的な安定感や満足感が信仰に関連しているか確認
信仰に基づいた行動や習慣の変化が見られるか確認
信仰に関する会話や質問の頻度を観察し、関心の度合いを確認
精神的な不安や葛藤が信仰心に関連していないか確認
信仰的コミュニティや支援者との交流を望んでいるか観察
自分の価値観や信念に基づいた行動を取れているか確認
信仰に対する疑念や葛藤が軽減しているか確認
信仰に基づく活動が精神的な安定や生活の質向上に寄与しているか確認
信仰心の向上が感情面や身体的健康にどのように影響を与えているか観察
援助計画
(T-P)
信仰心に基づいた活動(祈り、瞑想、宗教的儀式など)を促し、精神的な充足感を得られるよう支援
信仰に対する疑問や関心を対話を通じて共有し、感情や価値観を整理するサポートを行う
信仰的なコミュニティや指導者とのつながりを促進し、精神的なサポートを得られるようにする
信仰に基づく行動が日常生活に役立つよう、具体的な計画や目標を設定
信仰に基づく価値観や信念を強化し、それに沿った行動ができるようサポート
精神的な安定を促進するために、リラクゼーション法や瞑想を取り入れることを提案
信仰心が生活の質向上に繋がるよう、日常生活に信仰的活動を取り入れる支援を行う
信仰に関する疑念や不安を解消するため、対話を通じて自己認識を深める
信仰に基づいたポジティブなフィードバックを提供し、自己肯定感を高める
信仰に関する成長や前向きな変化を強調し、精神的な安定を促進する
教育計画
(E-P)
信仰心の重要性とそれが精神的安定や生活の質に与える影響について説明
信仰に基づいた活動(祈りや瞑想)が精神的充足感を高める方法を指導
信仰に基づく価値観や信念が、意思決定や日常生活に役立つことを説明
信仰的コミュニティや支援者とのつながりが精神的なサポートになることを教える
自分の信仰心に基づいた活動を日常生活に取り入れる方法を提案
信仰心の成長が精神的・感情的安定に寄与することを強調し、そのプロセスを説明
信仰心に基づいたセルフケア方法(瞑想、祈りなど)がストレス軽減に役立つことを教える
信仰的指導者や支援者との連携が信仰心を深める助けになることを説明
自己の信仰に基づく行動が、自己成長や幸福感に繋がることを説明
信仰心を深めることが精神的安定や健康に長期的な効果をもたらすことを説明

NANDA-Iの看護診断に基づく看護計画記載例のまとめ

当サイトでは、今回ご紹介した領域の他にも、NANDA-Iの看護診断に基づく看護計画の記載例を多数まとめています。

ぜひ、日々の業務のご活用ください!

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引用・参考文献
T. ヘザー・ハードマン 編,上鶴 重美 訳:NANDA-I看護診断 定義と分類 2024-2026.医学書院.

-看護計画, NANDA-Iに基づく記載例, 領域10